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path: root/Documentation/translations/ja_JP/howto.rst
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Diffstat (limited to 'Documentation/translations/ja_JP/howto.rst')
-rw-r--r--Documentation/translations/ja_JP/howto.rst52
1 files changed, 25 insertions, 27 deletions
diff --git a/Documentation/translations/ja_JP/howto.rst b/Documentation/translations/ja_JP/howto.rst
index d667f9d8a02a..b8eeb45a02d4 100644
--- a/Documentation/translations/ja_JP/howto.rst
+++ b/Documentation/translations/ja_JP/howto.rst
@@ -65,7 +65,7 @@ Linux カーネル開発のやり方
- 『新・詳説 C 言語 H&S リファレンス』 (サミュエル P ハービソン/ガイ L スティール共著 斉藤 信男監訳)[ソフトバンク]
カーネルは GNU C と GNU ツールチェインを使って書かれています。カーネル
-は ISO C89 仕様に準拠して書く一方で、標準には無い言語拡張を多く使って
+は ISO C11 仕様に準拠して書く一方で、標準には無い言語拡張を多く使って
います。カーネルは標準 C ライブラリに依存しない、C 言語非依存環境です。
そのため、C の標準の中で使えないものもあります。特に任意の long long
の除算や浮動小数点は使えません。カーネルがツールチェインや C 言語拡張
@@ -129,8 +129,8 @@ linux-api@vger.kernel.org に送ることを勧めます。
ルに従っているものだけを受け付け、多くの人は正しいスタイルのコード
だけをレビューします。
- :ref:`Documentation/process/submitting-patches.rst <codingstyle>` と :ref:`Documentation/process/submitting-drivers.rst <submittingdrivers>`
- これらのファイルには、どうやってうまくパッチを作って投稿するかにつ
+ :ref:`Documentation/process/submitting-patches.rst <codingstyle>`
+ このファイルには、どうやってうまくパッチを作って投稿するかにつ
いて非常に詳しく書かれており、以下を含みます (これだけに限らない
けれども)
@@ -262,21 +262,21 @@ Linux カーネルの開発プロセスは現在幾つかの異なるメイン
チ」と多数のサブシステム毎のカーネルブランチから構成されます。これらの
ブランチとは -
- - メインの 4.x カーネルツリー
- - 4.x.y -stable カーネルツリー
- - サブシステム毎のカーネルツリーとパッチ
- - 統合テストのための 4.x -next カーネルツリー
+ - Linus のメインラインツリー
+ - メジャー番号をまたぐ数本の安定版ツリー
+ - サブシステム毎のカーネルツリー
+ - 統合テストのための linux-next カーネルツリー
-4.x カーネルツリー
+メインラインツリー
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
-4.x カーネルは Linus Torvalds によってメンテナンスされ、
-https://kernel.org の pub/linux/kernel/v4.x/ ディレクトリに存在します。
+メインラインツリーは Linus Torvalds によってメンテナンスされ、
+https://kernel.org のリポジトリに存在します。
この開発プロセスは以下のとおり -
- 新しいカーネルがリリースされた直後に、2週間の特別期間が設けられ、
この期間中に、メンテナ達は Linus に大きな差分を送ることができます。
- このような差分は通常 -next カーネルに数週間含まれてきたパッチです。
+ このような差分は通常 linux-next カーネルに数週間含まれてきたパッチです。
大きな変更は git(カーネルのソース管理ツール、詳細は
http://git-scm.com/ 参照) を使って送るのが好ましいやり方ですが、パッ
チファイルの形式のまま送るのでも十分です。
@@ -303,20 +303,18 @@ Andrew Morton が Linux-kernel メーリングリストにカーネルリリー
前もって決められた計画によってリリースされるものではないから
です。」*
-4.x.y -stable カーネルツリー
-~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
+メジャー番号をまたぐ数本の安定版ツリー
+~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
バージョン番号が3つの数字に分かれているカーネルは -stable カーネルです。
-これには、4.x カーネルで見つかったセキュリティ問題や重大な後戻りに対す
-る比較的小さい重要な修正が含まれます。
+これには最初の2つのバージョン番号の数字に対応した、
+メインラインリリースで見つかったセキュリティ問題や
+重大な後戻りに対する比較的小さい重要な修正が含まれます。
これは、開発/実験的バージョンのテストに協力することに興味が無く、最新
の安定したカーネルを使いたいユーザに推奨するブランチです。
-もし、4.x.y カーネルが存在しない場合には、番号が一番大きい 4.x が最新
-の安定版カーネルです。
-
-4.x.y は "stable" チーム <stable@vger.kernel.org> でメンテされており、
+安定版ツリーは"stable" チーム <stable@vger.kernel.org> でメンテされており、
必要に応じてリリースされます。通常のリリース期間は 2週間毎ですが、差
し迫った問題がなければもう少し長くなることもあります。セキュリティ関
連の問題の場合はこれに対してだいたいの場合、すぐにリリースがされます。
@@ -326,7 +324,7 @@ Documentation/process/stable-kernel-rules.rst ファイルにはどのような
類の変更が -stable ツリーに受け入れ可能か、またリリースプロセスがどう
動くかが記述されています。
-サブシステム毎のカーネルツリーとパッチ
+サブシステム毎のカーネルツリー
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
それぞれのカーネルサブシステムのメンテナ達は --- そして多くのカーネル
@@ -351,19 +349,19 @@ quilt シリーズとして公開されているパッチキューも使われ
けることができます。大部分のこれらの patchwork のサイトは
https://patchwork.kernel.org/ でリストされています。
-統合テストのための 4.x -next カーネルツリー
-~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
+統合テストのための linux-next カーネルツリー
+~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
-サブシステムツリーの更新内容がメインラインの 4.x ツリーにマージされる
+サブシステムツリーの更新内容がメインラインツリーにマージされる
前に、それらは統合テストされる必要があります。この目的のため、実質的に
全サブシステムツリーからほぼ毎日プルされてできる特別なテスト用のリポジ
トリが存在します-
https://git.kernel.org/?p=linux/kernel/git/next/linux-next.git
-このやり方によって、-next カーネルは次のマージ機会でどんなものがメイン
-ラインカーネルにマージされるか、おおまかなの展望を提供します。-next カー
-ネルの実行テストを行う冒険好きなテスターは大いに歓迎されます。
+このやり方によって、linux-next は次のマージ機会でどんなものがメイン
+ラインにマージされるか、おおまかな展望を提供します。
+linux-next の実行テストを行う冒険好きなテスターは大いに歓迎されます。
バグレポート
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@@ -412,7 +410,7 @@ https://bugzilla.kernel.org に行ってください。もし今後のバグレ
このメーリングリストのアーカイブは web 上の多数の場所に存在します。こ
れらのアーカイブを探すにはサーチエンジンを使いましょう。例えば-
- http://dir.gmane.org/gmane.linux.kernel
+ https://lore.kernel.org/lkml/
リストに投稿する前にすでにその話題がアーカイブに存在するかどうかを検索
することを是非やってください。多数の事がすでに詳細に渡って議論されてお